リクルートに入社して思ったのは、
「先輩たちの言葉が理解できないな」でした。
聞いていくと、「リクルート用語」というものが存在することでした。
この専門用語隠語に近いもの用語が基本ですが、
リクルートがよく使う言葉には「だからここまで成長したのだ」と思える思想を学ぶことができます。
今リクルートに在職中、または出身の方はクスクスニヤニヤしながら共感してください(笑)
こんな方におすすめ
- リクルート用語って何?
- リクルートが大事にしている言葉を知りたい
- 現役リクルート社員で「そうそう」と共感したい
Contents
リクルート用語のご紹介「大手として君臨する理由がここある」
リクルートで独自に使われている用語、通称「リクルート用語」をご紹介します。
まずはラインナップです。
- ヨミ表
- 圧倒的当事者意識
- ZD
- テレクリ(テルクリ)
- 壁打ち
1つずつどういう意味か、ご説明します。
ヨミ表=売上構築進捗を表す営業ツール
ヨミ表はとても画期的な営業ツールのことです。
リクルートではよく使われています。
「ヨミ表、最新にしてロックして」「はい!」
「今週ショートしそうだから、Cヨミで週目の2倍に設定して」
こんな形で使っていました。
ロック…上書き保存のこと。
ヨミ表自体はクラウド上に存在し、出先でも確認できる営業ツール(エクセル)でした。
同時に開くと読み取り用になってしまうので、上書き保存することを「ロック」と言っていました。
かっこいい(笑)
ショート…未達成のこと。
Cヨミ…契約可能性50%前後の案件のこと。
週の目標、通称「週目(しゅうもく)」に対して、未達(みたつ)になりそうなときに「ショート」と表現していました。
ヨミ表自体はとても良い営業ツールなので、是非とも使ってほしいものです。
こちらの記事でもう少し詳しく説明していますので、良ければご覧ください。
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【リクルート術】目標達成のために必要なたった1つのツール
リクルートの営業時代、数字を管理するシートがあったのですが、 非常に画期的でした。 おそらく他の営業 ...
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圧倒的当事者意識=リクルートが大手たる所以
このキーワードこそ、リクルートが大手として成長できた根本だと思います。
圧倒的当事者意識。
ただの当事者意識ではなく、そこに「圧倒的」を乗せます。
そもそも当事者意識とはなにか、私の持論をお伝えします。
当事者意識とは?
私の考える当事者意識とは、自発的&ポジティブです。
今から並べる項目は、当事者意識の低い人の特徴です。
- みんなにおろされた課題、みんなで取り組もう
- できないとき、言い訳を考えてしまう
- 言われるまで待つ
これを圧倒的当事者意識にするとこうなります。
- みんなにおろされた課題、私がまず率先して取り組む
- どうしたらできるか、徹底的に考える
- 言われる前に自分で考えて動く
だいたい集団におろされた目標や課題は、全体に言われていると、
自分には言われていないような感覚になります。
少なくとも、自分はやらなくても大丈夫かな、という気持ちになることもあるでしょう。
そこで、「いや、これは私の課題!まず今日からやろう!」と取り組めたら最高です。
また、ときどき達成が苦しい状況やうまくいかないときが来ると思います。
そのとき、他責にしないことです。
自分の行動を見直す必要があるととらえ、自責としてとらえること。
そして行動を見直します。いわゆる、PDCAサイクルを回すことです。
テレアポ(テレクリ)を例として、過去に記事にしているので、
良ければご覧ください。
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テレアポ(テレクリ)のコツその2「PDCAサイクルを回せ」
Contents1 テレアポ(テレクリ)のコツその2「PDCAサイクルを回せ」2 PDCAサイクルと ...
続きを見る
近年、指示待ち人間は増えています。
上司からの指示がないと動けない人は、人の上に立つ機会を失いやすいです。
先ほどの2つの行動ができれば、自分で動くことが身に付きます。
私自身も初めはできていませんでした。
今では当たり前にできています。
何事も、第一歩が大事です。
これがリクルートのアタリマエ。
人が育つので、会社も育つわけですね。
ZD=全然ダメ
ZDは「全然ダメ」の略です。
契約する気ゼロ、という意味で、
「この企業、ZDですわ。」みたいな使い方をします。
テレクリ(テルクリ)=テレフォンクリーニング
テレクリ、またはテルクリとは、テレフォンクリーニングのことです。
テレアポに近いものですが、
新規顧客の洗い出しのことを言います。
作業としては、新規顧客への電話掛けです。
リクルートの新人は基本的にこの作業から始まります。
1日70件~100件目指して、鬼電します。
メンタルが弱いとここで心が折れます(笑)
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テレアポ(テレクリ)のコツその1「量は質を凌駕する」
Contents1 テレアポ・テレクリとは?2 テレアポ・テレクリのコツ2.1 量は質を凌駕する2. ...
続きを見る
壁打ち=上司との個別ミーティング
「壁打ちお願いします!」「わかった」
という会話で使います。
壁打ちとは、上司との個別ミーティングのことで、
基本上司と1:1でミーティングをします。
主に、個別で進めているミッションについての進捗共有をしたり、その後のプランについて話し合ったりします。
リクルートを離れた今でも、私は仲間と壁打ちをやっています。
壁打ちは、今後のプロジェクトの取り組みに関して、
相手と確認しながら足並みそろえて進めていけるので、おすすめです。
最後に
今回はリクルートならではの用語のご紹介をしました。
現役リクルート社員さんやリクルート経験者さんは楽しめましたでしょうか?(笑)
皆さんも大手リクルートの手法を使ってみてはいかがでしょうか?