皆さんは営業を始めてどれくらい経ちましたか?5年・10年と続く方、1年で辞める方、思ったより辛くて3ヶ月で辞めた方、様々だと思います。
私は営業職(リクルート)を1年で辞めました。もう少し続けていても、とても勉強になっただろうと思っています。
ただ、そのまま営業を続けるには体力的に辛い状況でした。30歳目前での転職を選んだ私は、給料と時間とを天秤にかけたのです。
営業職からの転職に良い時期は何歳か、持論をお伝えします。
Contents
「何歳まで営業を続けるべき?」実体験に基づく良い転職時期
結論から言うと、転職の最終はズバリ、
独身なら35歳、所帯持ちなら30歳です。
さらに細かい条件・状況が3つあります。
- 独身なら必ず功績を証明できるものを残すこと(ないなら30歳)
- 所帯持ちも功績を残し、できたらヘッドハンティングを待つこと(功績ないなら28歳)
- 大手への就職より、中小企業で上を目指すこと
あくまで持論になりますので、ご了承ください。
ただ、私自身、転職してよかったと思っています。
なぜなら営業時代より残業時間が格段に減り、給料は上がり、さらに給料を伸ばせる見込みもあるからです。また、時間が生まれたため、副業や個人事業の勉強もできています。
さて、年齢に言及する前に、まずは仕事の価値観の種別を考えてみます。
あなたの優先順位は?
働く上で大事なものを並べますので、優先順をつけてみてください。
- 収入(金銭的待遇)
- 職場環境(残業時間、休日数など)
- スキルアップ(資格取得など)
この3つを「仕事の三大要素」と呼ぶことにします。
収入
収入に関しては、特に所帯持ちだと最優先になりやすいステータスになります。独身の方は結婚の予定はあるかどうか、などが大きく関わります。
重要な節目は「出産・育児」で、確実に必要な出費が増えます。子供が生まれるタイミングには、ある程度の収入は欲しいところです。なんなら出産前にも準備や出産費用など、まとまったお金が必要になります。
職場環境
仮に収入はある程度良いとしても、家族に全く会えないほど就業時間が長い営業職だった場合、いかがでしょうか。
残業が毎日何時間もあったり、休日出勤が多かったりした場合、幸せでなくなってしまう可能性があります。
職場環境として、働く仲間や働く場所なども、重視したい方もいるかもしれません。
スキルアップ
別の角度で、未来の自分のためにスキルアップを望み、あえて収入や就労時間を捨てて、勉強に打ち込む数年を作るのもアリかもしれません。例えば、プログラミングをがっつり学ぶ2年を作る、などです。
この3つの項目は、仕事をする上で欠かせない要素でありながら、その人自身の性格や環境で、大きく変動するものでもあります。
営業職時代の私の生活
私は結婚して、子供はまだいない29歳の時点で、営業職から転職しました。ちなみに、そのときの私の「仕事の三大要素」の優先順は、
- 職場環境
- 収入
- スキルアップ
でした。
営業職の給料は確かに良いもので、やりがい満載でした。
営業としての業績も良く、社歴はないものの収入ステータスは上げることができそうなイメージもありました。土日祝は基本的に休み、長期休暇も毎回長く、そのあたりはとても良い条件でした。
しかし、就業時間が問題でした。9:30から18:04が提示だったものの、毎週締め切りがあり、その日は22:00に帰ることもしばしばでした。
そこは自分の効率性と業務量で、私の効率が負けていた証拠なのですが、同僚や先輩方は私よりも残っていたので、捌くのは早いほうだったかなと思います。
さらに私の自宅から職場までは電車で35分くらいかかる程度離れていました。乗り換えや最寄り駅までの時間も含めれば、片道1時間はかかります。
すると、私の営業職時代の締め日の拘束時間は8:30~23:00になり、
実働12.5時間、拘束14.5時間でした。帰宅して、ご飯食べたら、すぐ寝てしまう生活でした。そんな生活をするうちに、仕事を変えたいなと思うようになります。
自分にとって大事なのは時間。計算すると収入も低い?
営業時代に結婚をしたのですが、果たして子供が生まれたときに家族との時間を作れるだろうか。
それが私の中で1番でした。
それから「実は給料も高くないのではないか」と思い始めました。なぜなら、拘束時間が長いためです。実際の時給は低いのではと考えたのです。
この2つの例を比べてみます。
ケース1
就業時間:9:30~18:30の実働8時間(実際は21時まで残業で実働10.5時間)
給料:27万円(週12.5時間の固定残業代込み)
出勤数:23日/月
ケース2
就業時間:9:30~18:30の実働8時間(残業なし)
給料:24万円
出勤数:23日/月
両方の時給を計算してみましょう。
ケース1
27万円÷(10.5時間×23日)=27万円÷241.5時間=時給1,118円
ケース2
24万円÷(8時間×23日)=24万円÷184時間=時給1,304円
ということで、ケース2のほうが時給が良い、つまり効率の良い働き方ができていることになります。
私ならケース2を選びながら、家族での時間を増やして、さらに空いた時間で副業のスキルを延ばしていきたいと考えます。そうすれば結果的にケース1より稼げる可能性は大いにあります。
まとめ
私の場合の話をさせていただきました。
営業職から中小企業へ転職し、今は家族との時間を持てて、楽しく生活できています。
さて、次は独身なら35歳、所帯持ちなら30歳と掲げた転職適正時期について、詳しく話していきます。