営業をやっている方は共感していただけると思うのですが、営業をやっていると、一度は「しんどいな、、、」と思う日が必ず来ますよね。業績が良い時はいいですが、悪い時ももちろん来るわけで、その時期は毎日のように辞めたいなと思うものです。そんな期間が私もありました。
しかし、転職した今、その辛い営業時代に培った能力はかなり質の良いもので、かけがえのないものになったと言い切ることができます。なぜならその能力を買われて、別企業への入社半年で幹部メンバーに任命されたからです。おかげで大手リクルート時代の給料を早くも超えています。
転職する際の営業としての強みをご紹介できたらと思います。
営業経験者の強みとは?
実は営業の経験があると多くのスキルが身についている状態になります。営業を経験することで、営業トークと言われる、話術で相手を信頼させる力を身につけることは前提とし、他にもこんな力も備わりますよ、というものをお伝えします。
スケジュール術が身につく
営業は一定期間でいくら売る、という期間と売上目標が設定されています。それを逆算して、数字を作っていくので、
- いつまでに(今日の17時までに)
- なにを(例:テレクリを)
- どれくらい(例:100件)
行動するのか、組み立てる力が身につきます。
度胸がつく
電話掛けを1日100件電話をしたり、飛び込み営業などをこなしたりしていると、大体のことは緊張しなくなります。毎回営業時に緊張する性分の方もいるとは思いますが、少なくとも【やらない、やれない】人ではなくて、【やれる、できる】人になれます。
また、これはリクルートの風土になりますが、私がいた拠点では仲間の誰かが誕生日のとき、サプライズ出し物をやっていました。これもメンタル力が備わったなと思っています。
例えば、急に2、3人がキレだして喧嘩を始め、どんどん近づいていって危ないかと思いきやキスで仲直り。(そう、ダチョウ倶楽部さんのアレです笑)ときにはホストでやりそうなハッピーバースデーコールをやっていました。実行する15分前くらいに打合せして、何しようかそこから考えて行動することが多かったので、考える力も備わったかもしれません(笑)
スマホ、パソコンに強くなる
リクルートではiPadやノートパソコン、iPhoneが社用で支給され、嫌でもそれらを使いこなすことになります。社用じゃなかったとしても、スマホやパソコンを使う機会は増えます。なぜなら、1点目に述べたスケジュール管理をするためです。
具体的にいうと以下のようなツールに強くなります。
- Outlook
- Excel
言わずもがな、OutlookもExcelもMicrosoftのツールです。
Outlookはメールがメインですが、スケジュール管理ツールとしても非常に使いやすいツールとなっています。私もこのツールで自分のスケジュール管理ができるようになり、その習慣が今でも続いています。
Excelに関しては、顧客管理に使う企業もあると思います。私がリクルートにいたときは別システムの顧客管理ツールが導入されていたのメインでは使いませんでしたが、独自で管理したり、また、エリアのマーケティング結果をまとめて集計するツールとして使っていました。
ここまで3つあげた「スケジュール管理」「度胸」「スマホ、パソコンスキル」は営業で培うことができました。
営業経験力のおすすめ活かし方
では私が考える、それら力が活きる仕事をご紹介していきます。
- 別商材の営業
- 経営を学び、起業して別事業
- 中小企業の核
まずは営業職から営業職への転職です。これは結構よくある流れだと思います。営業での立ち振る舞いは、商材が変わっても活かすことができます。例えば固定給料制の大手営業を経験後、保険営業などの歩合制の営業職へ転職する人が多いです。営業での実績と自信で、これから歩合制でやった方が稼げるかもしれない、と思うからです。
次に数字を積み重ねるために何をすればいいかが分かっているので、自分で事業をやってみるという手段です。実際起業する人も少なくありません。ただ、経営はまた別の力が必要となるため、学びも必要となります。(例:貸借対照表、損益計算書などの見方)業種も特に営業にこだわらずとも、営業で培ったスケジュール管理力で自分の行動を管理し、身につけた度胸でどんどん事業を開拓していくイメージなります。
最後に中小企業の核となるという手段です。現在の私はこれに該当します。
小規模で昔から同じやり方を守ってきている会社や福祉のような数字を追う風習が他業種より少し弱い業種(言い換えると無理やりお客様を開拓する必要が少ない業種)がおすすめです。
このような会社・業種では、昔からの続けている手法を守っており、例えば最近でいうクラウドやSNSなどを使った新しい近代的なビジネススタイルに気づいていない場合が多いです。営業職では先のOuttlookなどを含めたスマホやパソコンを使うことが多いため、最近の新しい情報がその会社・業種に良い影響を及ぼすと思います。また、異業種への固定概念にとらわれず、柔軟な発案がしやすいため、新しいビジネス展開も期待できます。
まとめ
私は営業職をやった経験を誇りに思っています。まだ営業の経験がない方には営業職は本当にオススメです。もちろんとても辛い時期もあります。それを乗り越えた後、とても楽しい未来があると明言できます。
また、営業職からの転職で、営業のネックである多い残業などの負を解消して、異業種への挑戦、という構図がオススメです。なぜなら私がその流れで今、充実しているからです。家族との時間を持てるので家庭も円満です!(今のところ笑)