営業時代に鬱と診断されたわけではないですが、
心労で辞めていく仲間がいました。
営業職は決して楽な仕事ではありません。
今もし無理をし続けているのなら、そんな自分を解放してあげてください。
こんな方におすすめ
- 営業だが、最近無気力すぎる
- 頭が痛い、仕事に行きたくない
- 未達成が続いていて、無理していると感じる
今回は、鬱病とはなにか、
鬱かどうかのチェック、
鬱病になりやすい環境について、
どうしても辛いときの考え方についてお話しします。
Contents
営業ストレスで鬱になりそう…心を壊さないたった1つの考え方
仕事は生きるために行い、対価として給料をもらいますが、
その仕事が生きること自体を脅かすことは本末転倒と言えます。
今、鬱病は16人に1人いると言われているそうです。
小学校の1クラス30人くらいだとしたら、
そのクラスに2人が鬱病になってしまう、という計算になります。
多いですよね。他人事ではないということです。
鬱病とは?
そもそも鬱病とはなにかをご説明します。
鬱病とは
脳のエネルギーが欠乏し、その影響が体や心に出ている状態。
非常にコンパクトに伝えると鬱病とは、脳のエネルギーが欠乏した状態のことです。
脳のエネルギーがあると、自然治癒力もある状態なので、
気持ちが落ち込む出来事があっても回復することができます。
しかし、脳のエネルギーが弱まってしまうと、自然治癒力がなくなり、
自分の気持ちの落ち込みを支えることができなくなります。
時間が経っても良くならないと、「鬱病」という病気として認めることになります。
鬱病に近づいているかチェック
精神面と肉体面に分けて、自己チェックをしてみましょう。
精神の状態
- 不安や焦りがある
- イライラする
- 自分はどうしようもないやつだと思う
- いつもは好きなものにも興味がない
- 人と話したくない、会いたくない
- ぼーっとしがち
肉体の状態
- 眠れない
- 食欲がない
- 頭が痛い
- 疲れが取れない
- 体がだるい
- 息苦しい
- 動悸がする
- なぜか涙が出てくる
この中でそれぞれ複数該当するようであれば、一度精神科で診てもらうことをおすすめします。
結局、この状態でいると、まず仕事に行きたくなくなります。
仮に職場に行っても体調不良になり、結果何も手につかなくなってしまいます。
脳のエネルギーを復活させることが必要だと、
神様が教えてくれるものだと考えましょう。
このときもそうなった自分を責めがちですが、決してあなたは悪くありません。
鬱病になりやすい環境
自分が日々費やしている時間を考えると、
家族といるよりも仕事が1位になる人が大半のはずです。
その職場の環境が脳のエネルギーを奪い取っているのだとしたら、
環境を変えなければなりません。
特に営業職は、辛い状態になりがちです。
その理由を3つ挙げます。
営業が鬱になりやすい3つの理由
- 単純に就業時間が長い
- ノルマ未達のストレスが半端じゃない
- 社風が合わない
1つずつ説明していきます。
単純に就業時間が長い
営業職は就業時間が長くなりがちです。
まずこの状況が肉体を辛くさせます。
私も思い返すと、営業時代のしかもノルマ未達が続いていた時代、
平日を楽しめていませんでした。
仕事をして帰ってのご飯が唯一の楽しみだったり、
疲れによってはご飯すら食べずに寝てしまったり、
そんなことがよくありました。
物理的にしんどい生活が続くと、精神も辛くなってきます。
ノルマ未達のストレスが半端じゃない
ノルマ未達成は少なからずストレスが溜まるものです。
単純に自分を責めるストレス、
上司から怒られるプレッシャーのストレス、
もし周りが達成ばかりだったら疎外感のストレス。
精神的につらくなると、肉体ももろくなっていきます。
社風が合わない
社風とは、会社の風土のことです。
ちなみに私がいたリクルートは、達成に貪欲な風土で、非常に居心地がいいものでした。
この社風は、ボディブローのようにじわじわと効いてきます。
無理して合わせていたとしたら、肉体か精神のどちらかが崩れてきたときに
顕著に身体に出てきてしまいます。
鬱にならないための1つの考え方
結論から言うと、こちらです。
ポイント
仕事はいくらでもある。辞めていい。休んでいい。
ポイントとしては、鬱になる前に意識的に環境を変えることです。
今の仕事でいっぱいいっぱいになっていると、
なかなか「仕事を辞めてもいい。休んでもいい。」という発想に行きにくいです。
鬱病になると、そのあと復帰するまでに時間がかかります。
具体的には、最低でも半年ほどかかると思います。
さらに、鬱と診断されてから仕事を辞めた場合、
次の転職活動がかなり大変になります。
私の知り合いも、鬱が発症してからのはじめの2ヶ月くらいは食欲もなく、生きる楽しみを失った様子でした。
好きな音楽もまったく聞かなくなり、時間があれば自分を責めてしまう、そんな日々だったと言います。
彼は鬱と診断されてからは会社の計らいで休職扱いになり、
1度本人の要望で退職しました。
結果、復職することになり、今は前ほど責任の小さい職務についています。
復職ができたことはとても運が良かったと思います。
難しいのは、鬱の人と健常者と求職者でいたら、後者を採用してしまう社会だからです。
よって、鬱の前に、意識的に辛いなと言える状態の時に、
仕事を辞める、もしくは休むことが大事です。
まとめ
仕事が辛いと、日々の生活の大部分が辛くなります。
1つの仕事で一生を終える時代は終わっています。
いろいろな経験をして、自分磨きをしてもいいのでは?
辛かったら、仕事から離れる選択をぜひ選んでください。
できたら鬱になってしまう前に、決断しましょう。